職員のつぶやき

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?Vol.2


こんにちは!アールです。

前回の疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?

まずは、『双書』の意味について調べてみよう。
『日本国語大辞典』から引用。
叢書(双書)
 ①種々の書物を集め、一大部冊としたもの。
 ②(「双書」とも)同じ種類の事柄について集め、また、
   一定の形式に従って継続して刊行する書物。シリーズ。

うーん、要はシリーズ物ということがわかった(無知で恥ずかしい)。
では、なぜ『長岡市史双書』と言うのか?

そこで、長岡市史双書No.1「長岡の動植物」(以下、No.1)を
見てみました。



記念すべきNo.1。残念ながら売り切れ

奥付には、平成元年(1989)2月1日発行、長岡市史編集委員会・自然地理部会編集とある。
はじめは、長岡市史編集委員会が担当していたのね。当時、文書資料室は存在していませんでした。


(つづく)

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?


こんにちは!アールです。

文書資料室では、毎年、あるテーマを設定して、
『長岡市史双書』というシリーズものの
歴史資料集を刊行しています。

この時期になると、職員一同、編集作業に
追われて、ちょっと疲れ気味に・・・

それにしても、『長岡市史双書』の名前の由来は?
新米アールにはわかるようで、よくわかりません。
でも、上司もみんなも当たり前に言ってるし、
ひょっとして常識?

そんな理由から今までついつい突っ込めませんでした。

毎年刊行してるけど、『長岡市史双書』ってなんだろう?


毎年1冊刊行している『長岡市史双書』

(つづく)

寒いです

こんにちは。
ゆきにおです。

記録的な大寒波により長く続いた降雪も一段落。
先週からやっと晴れ間が見られるようになりました。
長岡市内の雪はだいぶ減り、
車や公共交通機関で移動するぶんには問題ないようです。


ただ悩ましいのは、閲覧室がとても寒いこと。
正確には、閲覧室にある職員の席が寒いのです。
考えられる理由はいくつかありますが、
とにかく座っていると、つま先は冷えて感覚がなくなり、
手はかじかんでパソコンのキーボードがうまく打てなくなるほど。

いつもの冬の備えとして、重ね着・重ね履きは当然ですが、
閲覧室当番には作業着を着、
おなか・背中・つま先・かかとにカイロを貼って臨んでいます。
ひざかけは必須、共用の電気あんかを使用して、
やっと安心といったところです(指先が出るタイプの手袋があればさらに完璧)。


閲覧室の一角。晴れた日はここが一番暖かいような…。

こんな状態ですから気になるのは今後の天気。
本来ならば、長岡はこれからが冬本番。
今からこんな雪、こんな寒さでどうなるのか…怖いです。


なお、お客様用の席は、暖房があたりますのでそこそこ暖かです。
安心してご利用くださいね。



書庫の話Vol.3


こんにちは。
アールです。

前回は文書資料室で保管している歴史資料が、「古文書等」と
「歴史公文書」の2種類あることをお話ししました。


現在でも大量にある資料、そしてこれからも増え続ける資料・・・
当然、保管するスペースの確保が課題となります。


文書資料室が入居する互尊文庫に収まりきらない歴史資料は
他の施設で保管しています。我々は、これらの施設を
「館外保管施設」などと呼んでいます(ただし、この名称を
使っているのは上司と私くらいかな・・・)。


保管する歴史資料が分散すると管理するのも
活用するのも大変手間がかかります。


いずれ、こうした歴史資料を効率的に管理・活用できるよう
巨大な書庫がほしいですよね・・・


実は、同じような課題を持つ自治体は非常に多いようです。
書庫問題・・・根が深そうです。


このあたりで袋小路(泥沼?)に入りかけている「書庫の話」は
終了したいと思います。

書庫の話Vol.2


こんにちは。
アールです。

前回に引き続き書庫の話といきたいところですが、その前に書庫に納める歴史資料の種類についてお話しします。
文書資料室で保管する歴史資料は約22万点!
このうち、大多数を占めるのは大きく2種類あります。

1つ目は、「古文書等」。
郷土長岡の歴史を後世に伝えるため、主に市民の皆さんから寄付していただいた古文書や写真・刊行物、
お預かりしているものなど・・・これらをまとめて私たち職員は、「古文書等」と呼んでいます。



「古文書等」。職員が一点一点、丁寧にクリーニングし
大切に保管。


2つ目は、「歴史公文書」。
長岡市の職員が仕事で作成、取得した文書、図面、写真などは一般的に「公文書」と呼ばれており、
その種類により保存期間が決められています。保存期間が過ぎた公文書は廃棄されますが、そのなか
から、郷土長岡の歴史を知るうえで重要と思われるものを選び、文書資料室で保管しています。毎年膨大な量となります。




「歴史公文書」。公文書についているホチキスやクリップ
などの金物は錆びて資料を傷めるので綺麗に取り外す。
この作業にものすごい手間と時間がかかる・・・


長くなりましたので、今回はここまでにします。
次回こそ、本題「書庫の話」に入りたいと思います。

(次回に続く)