職員のつぶやき
企画展開催中
こんにちは。
子馬です。
歴史文書館では、現在
令和6年度企画展を開催中です(11月16日まで)。
タイトルは、長岡市災害復興文庫展2024
「長岡市災害復興文庫展~中越大震災20年と歴史文書館」。
避難所の資料、被災家屋から救出された資料など、
「長岡市災害復興文庫」のなかから選りすぐった
資料を展示しています。
震災後に結成された資料整理ボランティアの資料もあります。
今日のお客様は、平成7年(1995)の
阪神淡路大震災の被災地に救援に行かれたそうです。
非常時、情報伝達の手段として
「紙」がいちばん役に立ったと教えてくださいました。
子馬は「なるほど」と思いました。
「長岡市災害復興文庫」のなかには、避難所の
掲示物・配布物など紙の資料がたくさんあります。
大きく書いて貼るのが一番だったのだと実感しました。

資料の活用法
こんにちは。
海彦です。
歴史文書館が所蔵する資料には市民の皆さんがご寄贈くださったものがたくさんあります。
この日は寄贈者が整理を終えた資料を見にいらっしゃいました。
いただいた資料は、亡きお母さまが収集した1,000点を超える
昭和期のマッチラベルコレクションで、主に長岡市内のお店のものです。
見るほどに懐かしく、往時の記憶が呼び起こされて話が尽きないご様子でした。
いただいた資料は、亡きお母さまが収集した1,000点を超える
昭和期のマッチラベルコレクションで、主に長岡市内のお店のものです。
見るほどに懐かしく、往時の記憶が呼び起こされて話が尽きないご様子でした。
歴史文書館の資料は古文書類も多く、研究や論文のために利用されることが多いのですが
注目するポイントによっては、個人コレクションも活用の幅が広がります。
注目するポイントによっては、個人コレクションも活用の幅が広がります。
このマッチラベルコレクションもデザインや業種、お店のあった地域に注目してみると新たな発見がありそうです。

「南方〇〇〇」(2)
こんにちは。
子馬です。続きです。
戦地からのたよりには、日時や
所属部隊の現在地、行動などを
書くことができませんでした。軍事機密だからです。
かわりに寿一は「南方○○○」の町の様子を書きました。
道の両脇に山のように積まれて売られている
青々とした新鮮なバナナ、パイナップル。
「母上はお好きでしたね」
船便でお母さんに送りたいと書いています。
このあと寿一は、インパール作戦に従軍します。
過酷な行軍から生還したにもかかわらず、
その後の戦いで亡くなりました。
「南方○○○」は、台湾でした。
これらのことは、戦後
ご遺族の方が調査をして、わかったことです。

調査の内容をまとめた本。
寿一の弟(元海軍兵士)の語りの形で書かれています。
寿一の弟(元海軍兵士)の語りの形で書かれています。
「南方〇〇〇」(1)
こんにちは。
子馬です。
R0505「刈羽郡中里村相野原岡家資料」には
戦地からのたよりが5点、含まれています。
刈羽郡中里村は、現在の小国地域。
相野原に生まれた岡 寿一(としいち)は、
二十歳で応召、中国戦線へ派遣されました。
5点のたよりのうち4点は、中国からの葉書です。
葉書のなかで寿一は、屋根の雪下ろしや
道付けの心配をしています。大陸の厳しい冬を経験しながら、
雪深い故郷の冬を思い出していたのでしょう。
残りの1点は、中国から南方へ転戦する途中、
補給のために寄港した町で書かれたものです(写真右)。
寄港地の地名はなく、「南方○○○」となっています。
これが最後のたよりとなりました。

寄港地で偶然、近郷・鷺之島出身の兵士に出会い、
寿一は彼にこの手紙を託しました。
寄港地で偶然、近郷・鷺之島出身の兵士に出会い、
寿一は彼にこの手紙を託しました。
研修
こんにちは。
子馬です。
夏休みの期間を利用して、市内の
小・中学校教職員の研修会が開催されました。
長岡市内の学校につとめていても、
市外・県外出身の方もいることでしょう。
長岡の歴史について学んだり
資料の利用の仕方を知ってもらったりして、
歴史文書館をどんどん活用し、
授業などにいかしていってほしいなと思います。
今回は研修会でしたが、
個人的にも利用してもらえたらうれしいです。
お待ちしています。