職員のつぶやき

今日は総出で書庫の大掃除


こんにちは。
アールです。

年が明けて初投稿・・・

互尊文庫の特別図書整理期間に合わせて、2月21日(月曜日)、文書資料室も年に一度の大掃除を行いました。
作業内容は以下のとおり

・歴史資料の保存箱に防虫剤を入れる
・保存箱や棚に付着したホコリを取り払う
・書庫の床を消毒する
・保存箱の移動する
                            などなど 

 

古文書などの歴史資料をしっかり保存して後世に伝えていくために、限られた予算の中ではありますが、
今後も職員ができる保存作業を丁寧に行っていきます。

繁忙期を乗り切りました!


こんにちは。
アールです。

9月から12月にかけて、文書資料室は忙しかったです。
11月頃から「ちょっと忙しくなってきたなあ!?」との声が職員から出始めました・・・

主な業務は以下のとおり!
  • 資料整理ボランティアの定例活動(9月から12月、計8回開催)
  • 古文書解読講座(10月から11月、計8回開催)
  • 歴史資料所在確認調査(11月17日開催)
  • 中央図書館『反町茂雄文庫展』の展示の一部を担当
  • 長岡市史双書を読む会(12月、計2回開催)

そんな繁忙期も一段落し、資料整理ボランティアの
定例活動1回を残すのみとなりました。

職員も安堵の表情を浮かべています・・・ですが、大きな仕事がもう一つあります。
それは、『長岡市史双書』最新刊の編集です。年明けからは編集作業に職員一同、本腰を入れて取り組みます。

来年度の市史双書を読む会のテキストにもなりますので、完成を楽しみに
していてくださいね。

「反町茂雄文庫展」準備作業が大詰めを迎えています!


御無沙汰しています!
アールです。

10月に入り、新型コロナウイルスが落ち着いてきたのと合わせて、
文書資料室でも古文書解読講座を開催し、新潟県立文書館と協働で
歴史資料所在確認調査を行う等、精力的に活動を再開しております。

そして、中央図書館で開催される「反町茂雄文庫展」に文書資料室も関わり、
展示スペースのおよそ4分の1程度を担当します。
現在、キャプションづくり、展示レイアウトの検討、展示関連資料の作成・・・担当者が
集まり、それはそれは侃々諤々と意見を戦わせております。(仲良くやっていますよ♪)

開催日が迫る中、急ピッチで作業を進めており、まさに大詰めを迎えています。
はたしてどのような展示となるのか?皆さん、ぜひ、お越しくださいませ。

「生誕120年・没後30年 反町茂雄文庫展」の詳細については
こちらをご覧ください。

  
          反町茂雄文庫展チラシ(PDF)

また、開催期間中に文書資料室主催「長岡市史双書を読む会」を開催しますので
興味のあるかたは是非、お申込みください!

  
    長岡市史双書を読む会 チラシ(PDF)

そのほか、関連イベントも盛りだくさん!ぜひ、チェックしてみてください。
  
   反町茂雄文庫展 関連行事チラシ(PDF)

武運長久


こんにちは。
子馬です。

以前アールがつぶやいたとおり、文書資料室は22万点を超す資料を所蔵しています。
すべての資料には番号がついており、一部を除いては請求すれば閲覧できる仕組みになっています。

  

写真の絵葉書は
「R0306北魚沼郡小千谷町野澤家旧蔵絵葉書(「日本一大煙火」ほか)」
というやや長いタイトルを持つ資料群のうちの2点です。
R0306は資料群番号で、令和3年度の6番目の受贈という意味です。

左の絵葉書を、最近の新聞記事でご覧になった方もおられるでしょう。
この受贈のメインはこちらの絵葉書だったのですが
子馬の心は、右の絵葉書に吸い寄せられました。

昭和20年7月。兄の出征にあたり陸軍病院付属の学校で看護を学ぶ長女が、
実家に残る2人の妹に宛てたものです。
あどけない童女のイラストの背後に書かれたメッセージ。
文末の「武運長久」。

多くの人に手に取って見てほしい資料です。

文書資料室のお仕事 ~燻蒸作業~


こんにちは!
アールです。


今回も文書資料室のお仕事シリーズということで、
燻蒸作業についてお話しします。

古文書などの紙資料を餌とする害虫やカビにはいろいろな種類が
ありますが、文書資料室にとっても、これらは天敵です。

そこで、年に2度ほど、専門業者さんにお願いして、害虫やカビから
紙資料を守るため、燻蒸作業を行っています。

燻蒸作業の流れを簡単に説明します。

専用の空間(倉庫、シート状のもので覆った部屋など)の中に紙資料が入った箱を詰み込みます。
そして、そこに燻蒸薬剤を注入し一定期間置きます。そうすることで害虫やカビを駆除することができます。

ざっくりこのような感じの作業です。


限られたスペースに様々なサイズの箱を詰めて
いくのは、まるでパズルゲーム・・・



パズルゲーム無事完成!しっかり納まりました。

燻蒸作業の他に、文書資料室では害虫やカビから紙資料を守るため、様々な工夫を行って管理しています。

それはまた、次の機会にお話しします。

(つづく)

文書資料室のお仕事 ~「古文書解読講座」にまつわる裏話~


こんにちは!
アールです。

前回に引き続き、文書資料室のお仕事である古文書解読講座を紹介します。
今回は、この講座に関する私、アールの裏話をしたいと思います。

さて、古文書解読講座のテキストですが、毎年、年度当初に初級編、中級編
のものを合わせて1冊で作ってしまいます。

なので、中級編は秋頃の開催でも、テキストを印刷する都合上、年度当初に
早々にテーマと題材を決めてしまわないといけません。

毎年、講師陣はこれに頭を悩ませています。

不肖アールも中級編1回分講師をさせていただいておりますが、
生来の怠け者ゆえ、秋頃の講座のことを年度当初に考えろと言われても、
詰んでしまいます。しっかり、考えることができないので、直感で「今年は
これでいこう!」と決めてしまいがちです。

そして、いざ、講座の準備を始めると、解読困難なくずし字に出会ってしまったり、
文量が多すぎる・・・など、様々な課題にぶつかり、講座当日がめちゃめちゃ
不安になることもしばしば・・・


   
                   長岡市史でお勉強

そして、1年経つと忘れてしまい、またこの繰り返し・・・治らないですよね。
私の怠け癖。
今年も、そんな不安がありますが、そろそろ講座の準備を始めたいと思います。

(おしまい)

文書資料室のお仕事 ~「古文書解読講座」の概要~


こんにちは!
アールです。

今回は、文書資料室のお仕事の一つである、市民向けの講座、古文書解読講座を紹介します。

古文書解読講座は、昔の人が書いた「くずし字」といわれる文字で書かれた文章を
解読する講座です。題材は、長岡市に関わるものとしています。

古文書を読めるようになると同時に、長岡の歴史も学べる講座となっています。

例年、初級編3回、中級編4回、計7回開催しており、リピーターの多い人気の講座です。


  
            古文書解読講座のテキスト


初級編は6月下旬に開始して、先日ようやく計3回が終了しました。
今年は新型コロナウイルスの影響もあり、例年より半月ばかり順延になりましたね。

中級編は秋頃に開催する予定です。

今回は、「古文書解読講座」の概要を御紹介しました。
次回は、「古文書解読講座」に関する、私、アールの裏話をしたいと思います。

資料整理ボランティア活動の舞台裏


こんにちは!
アールです。

今回は、文書資料室の大事な応援団である資料整理ボランティアの活動
を紹介します!


文書資料室の業務の大きな柱である資料整理。歴史資料の数たるや
目を覆いたくなるくらいの量!職員だけでは到底整理作業は終わりません。
(もっとも、貴重な古文書等を寄贈いただいたり、定期的に行政文書を受け入れたりと・・・
資料整理作業は終わりがない作業ではありますが。)

そこで、資料整理ボランティアの登場です。現在、約60名の方
が登録しています。
ボランティアのみなさんにお手伝いいただきながら、着々と資料整理を進めて
いきます。


今年度は、5月から7月までの第2、第4木曜日に互尊文庫で活動
しています。下半期の予定は、今後、決定します。


写真は、準備風景です。

活動前には、しっかりアルコールで机を消毒!


今回整理する資料は新聞・・・新聞も歴史資料になります。
机の上に資料・道具をあらかじめ揃えておきます。



コンテナにはたくさんの新聞。この中から、新潟県に関する
記事をボランティアのみなさんに切り取っていただきます。


普段であれば、ボランティアのみなさんに道具や整理する資料の準備をして
いただくのですが、昨年・今年はあらかじめ職員が準備し、ボランティアのみなさん
には、原則、着席いただいたら、その場で完結するよう配慮して
います。人流の抑制ですね。

コロナの影響で、多くのボランティア活動が中止していると聞きますが、
文書資料室はコロナ対策を徹底したうえで、今後も活動を継続します。


最後に、ボランティアのみなさんの実際の活動風景につきましては、「活動記録」で
紹介していますので、そちらをご覧ください。

長岡市資料整理ボランティアは随時メンバーを募集しています。文書資料室まで、お気軽にお問い合わせください。

長岡市資料整理ボランティア募集チラシ.pdf

エントランス展示奮闘記


こんにちは!
アールです。


今回は、6月1日にリニューアルされたエントランス展示「互尊文庫のあゆみ」
準備で起こったトラブル?と奮闘した記録です。

5月31日夕方・・・ようやく展示も終わり、後片付けをして一息ついたころ、
「壁の展示が落ちてるよ!」との声を聞いて駆け付けた担当。
まあ、明日朝一で対応しましょう、ということになりました・・・


ところが、朝、展示を見てみると・・・


 
  壁面の展示がほとんど落ちている・・・無残


そもそも、展示の壁は、なかなか画鋲等が刺さりづらいなどの
理由から、今回は両面テープで壁に貼り付けて展示しました。

ところが、今度は壁にテープが付きづらい!すぐにはがれてしまうので、
テープ量を増やすなど強化をしましたが、結局うまくいかず。時間が経つと、
上の写真のような状況に・・・


そこで、結論、ざっくり言いますと画鋲で対応しようということになりました。
(ただ単に画鋲で対応したのみじゃないですが・・・展示を見に来てください!)


  
  ただ単に画鋲で対応ってわけでもない・・


 
 先日の準備の掲載写真と区別がつかない・・・


そんなこんなで舞台裏いろいろありましたが、担当渾身の展示となっております!

 「互尊文庫のあゆみ」ぜひご覧ください!

文書資料室所蔵の古文書など


こんにちは!
アールです。

文書資料室では、たくさんの古文書などを保管・管理しています。

こちらが管理している目録です!


    ものすごい量がある・・・


そして、こちらが保管・管理している書庫!

 

以前、「書庫の話」の時にも書きましたが、
皆さまから寄贈いただきました古文書などは、後世にしっかり伝えるために
職員が日々、史料整理に励んでいます。


ちなみに、文書資料室が所蔵する古文書などについては、
互尊文庫だけでは収まりきれず、いくつかの館外書庫で保管・管理
しています。


ぜひ文書資料室で古文書に触れてみてはいかがですか?

エントランス展示作業も大詰めです!


こんにちは!
アールです。

明日から6月。コロナ対策でしばらく休館していた互尊文庫もいよいよ6月1日より開館します。

これに合わせて、只今、文書資料室職員が一生懸命、エントランス展示を仕込み中。

 

開館に向けて、急ピッチで作業を進めています!内容は内緒。
明日以降、活動記録で報告しますね。


ぜひぜひ、みなさん互尊文庫に足をお運びくださいませ。

新潟日報「週刊ベストセラーズ」に掲載されました!


こんにちは!
アールです。

少し前の新潟日報(5月2日(日))、読書欄「週刊ベストセラーズ」
長岡の第2位になんと・・・文書資料室が編集した冊子が掲載されました!

     
  長岡市史双書No.60 古書肆弘文荘・反町茂雄と長岡
                  『反町茂雄文庫目録』第2集(補遺)


反町茂雄さんは長岡市出身で、貴重な歴史資料を数多く見出した日本の
古書業界の重鎮です。令和3年は生誕120年・没後30年になります。
ぜひ、みなさん手に取ってみてくださいね。

中央図書館、文書資料室、アオーレ長岡の市役所なんでも窓口などで閲覧・購入できます!

年度初めのせわしなさ・・・


こんにちは!
アールです。


毎年のことですが、年度初めは仕事やイベント
などをどのように進めるのか検討したり、昨年度のやり残した
仕事に追われる!?など、なにかとせわしいです。

今年度の仕事も動き出し、ようやく日常の落ち着きを取り戻した
かなと思われる今日この頃。

気づけば、明治公園のしだれ桜も見ごろを過ぎてしまった・・・残念!


    明治公園のしだれ桜

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?Vol.4

こんにちは!アールです。


前回は、『長岡市史双書』は、『長岡市史』の最後の発刊年度である平成7年度末をもって終了するのでは?
なぜ、いまも続いているのか、その謎に迫ります。


『市史双書』存続のターニングポイントは平成10年度。長岡市史編纂の事務局であった
市史編さん室が解散する年度です。この年に刊行された『市史双書』は、No.38「長岡藩政史料集(5)御蔵と
御蔵役所」(以下、No.38)です。


         No.38

No.38の「はじめに」の前半部を結構長いですがそのまま掲載します。

「十年に及ぶ『長岡市史』の編さんと出版、市制九十周年記念事業の一貫である『ふるさと長岡
の人びと』の編さんも完了したので、組織変更により平成九年度末で市史編さん室は閉じました。
しかし、市史編さん時代に集められた十万点に及ぶ史料を市民の皆様に公開し活用していただく
ため、平成十年四月一日、互尊文庫内に文書資料室が誕生しました。
文書資料室では、長岡の歴史をより深く理解できるよう、編さん室時代の事業の一つであった
市史双書の刊行を継続することにしました。」

・・・とのことです。想定の範囲内の結論ですね。ただ、こういうのも一度はしっかり確認して
おくことが必要なのだと思うのです(個人的にはね)。

やっぱり『長岡市史双書』のスタートは、『長岡市史』の資料編・通史編を発刊するまでの間、
郷土の歴史への関心をたかめるための図書であり、調査の中間報告や、特色的で貴重な
資料集として、いろいろな形で続刊してゆくもの、という期間限定の刊行物の予定でした。
それが、刊行から8年も続き、一定の使命を果たしたのちも文書資料室が事業を引き継ぎ、
現在も継続している。先輩の奮闘に感謝です。

この志をしっかり引き継いで、今後とも『市史双書』の刊行を続けていく決意を新たにした次第です。


(終了)

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?Vol.3

こんにちは。アールです。

前回は非常に中途半端なところでおわりました。
続きです。


No.1のページをめくると、『長岡市史双書』刊行の目的がきわめて答えに近いこと
が書いてある。ものすごく長いですが、そのまま掲載します。


「いま、新しく編さんしている「長岡市史」は、広く市民に親しまれる内容で、市民の郷土に
対する愛着の気持をいだいてもらうためと、大切な歴史資料を後世に継承し、あわせて、文化・教育の向上に
役立てることを目的としています。

この「市史双書」は、この趣旨に沿って、資料編・通史編を発刊するまでの間、郷土の歴史
への関心をたかめるための図書であり、調査の中間報告や、特色的で貴重な資料集として、
いろいろな形で続刊してゆくものです。」


うーん、これを見ると、『長岡市史双書』は、『長岡市史』が発刊されるまでの間、(恐らく『長岡市史』を
補完するものとして)シリーズ物の資料集として刊行していくことを目的としていたことがわかる。


ここで、『長岡市史』の発行年を整理してみよう。


通史編 上巻             平成8年(1996)3月29日
      下巻             平成8年(1996)3月29日
資料編 1(考古)           平成4年(1992)3月31日
      2(古代・中世・近世1)  平成5年(1993)3月31日
       3(近世2)          平成6年(1994)8月31日
       4(近代1)          平成5年(1993)3月31日
       5(近代2・現代)      平成6年(1994)3月31日
別 編 民俗                       平成4年(1992)2月29日


平成4年の別編を皮切りに平成8年通史編発行まで
全巻を刊行するまで5年かかりました。


『長岡市史』の最後の発刊は、平成8年3月29日か。当初の目的でいえば、平成8年で
『長岡市史双書』の役割は終わりだろう。では、なぜ今もこのシリーズは続いているのか?

(つづく)

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?Vol.2


こんにちは!アールです。

前回の疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?

まずは、『双書』の意味について調べてみよう。
『日本国語大辞典』から引用。
叢書(双書)
 ①種々の書物を集め、一大部冊としたもの。
 ②(「双書」とも)同じ種類の事柄について集め、また、
   一定の形式に従って継続して刊行する書物。シリーズ。

うーん、要はシリーズ物ということがわかった(無知で恥ずかしい)。
では、なぜ『長岡市史双書』と言うのか?

そこで、長岡市史双書No.1「長岡の動植物」(以下、No.1)を
見てみました。



記念すべきNo.1。残念ながら売り切れ

奥付には、平成元年(1989)2月1日発行、長岡市史編集委員会・自然地理部会編集とある。
はじめは、長岡市史編集委員会が担当していたのね。当時、文書資料室は存在していませんでした。


(つづく)

素朴な疑問『長岡市史双書』ってなんだろう?


こんにちは!アールです。

文書資料室では、毎年、あるテーマを設定して、
『長岡市史双書』というシリーズものの
歴史資料集を刊行しています。

この時期になると、職員一同、編集作業に
追われて、ちょっと疲れ気味に・・・

それにしても、『長岡市史双書』の名前の由来は?
新米アールにはわかるようで、よくわかりません。
でも、上司もみんなも当たり前に言ってるし、
ひょっとして常識?

そんな理由から今までついつい突っ込めませんでした。

毎年刊行してるけど、『長岡市史双書』ってなんだろう?


毎年1冊刊行している『長岡市史双書』

(つづく)

寒いです

こんにちは。
ゆきにおです。

記録的な大寒波により長く続いた降雪も一段落。
先週からやっと晴れ間が見られるようになりました。
長岡市内の雪はだいぶ減り、
車や公共交通機関で移動するぶんには問題ないようです。


ただ悩ましいのは、閲覧室がとても寒いこと。
正確には、閲覧室にある職員の席が寒いのです。
考えられる理由はいくつかありますが、
とにかく座っていると、つま先は冷えて感覚がなくなり、
手はかじかんでパソコンのキーボードがうまく打てなくなるほど。

いつもの冬の備えとして、重ね着・重ね履きは当然ですが、
閲覧室当番には作業着を着、
おなか・背中・つま先・かかとにカイロを貼って臨んでいます。
ひざかけは必須、共用の電気あんかを使用して、
やっと安心といったところです(指先が出るタイプの手袋があればさらに完璧)。


閲覧室の一角。晴れた日はここが一番暖かいような…。

こんな状態ですから気になるのは今後の天気。
本来ならば、長岡はこれからが冬本番。
今からこんな雪、こんな寒さでどうなるのか…怖いです。


なお、お客様用の席は、暖房があたりますのでそこそこ暖かです。
安心してご利用くださいね。



書庫の話Vol.3


こんにちは。
アールです。

前回は文書資料室で保管している歴史資料が、「古文書等」と
「歴史公文書」の2種類あることをお話ししました。


現在でも大量にある資料、そしてこれからも増え続ける資料・・・
当然、保管するスペースの確保が課題となります。


文書資料室が入居する互尊文庫に収まりきらない歴史資料は
他の施設で保管しています。我々は、これらの施設を
「館外保管施設」などと呼んでいます(ただし、この名称を
使っているのは上司と私くらいかな・・・)。


保管する歴史資料が分散すると管理するのも
活用するのも大変手間がかかります。


いずれ、こうした歴史資料を効率的に管理・活用できるよう
巨大な書庫がほしいですよね・・・


実は、同じような課題を持つ自治体は非常に多いようです。
書庫問題・・・根が深そうです。


このあたりで袋小路(泥沼?)に入りかけている「書庫の話」は
終了したいと思います。

書庫の話Vol.2


こんにちは。
アールです。

前回に引き続き書庫の話といきたいところですが、その前に書庫に納める歴史資料の種類についてお話しします。
文書資料室で保管する歴史資料は約22万点!
このうち、大多数を占めるのは大きく2種類あります。

1つ目は、「古文書等」。
郷土長岡の歴史を後世に伝えるため、主に市民の皆さんから寄付していただいた古文書や写真・刊行物、
お預かりしているものなど・・・これらをまとめて私たち職員は、「古文書等」と呼んでいます。



「古文書等」。職員が一点一点、丁寧にクリーニングし
大切に保管。


2つ目は、「歴史公文書」。
長岡市の職員が仕事で作成、取得した文書、図面、写真などは一般的に「公文書」と呼ばれており、
その種類により保存期間が決められています。保存期間が過ぎた公文書は廃棄されますが、そのなか
から、郷土長岡の歴史を知るうえで重要と思われるものを選び、文書資料室で保管しています。毎年膨大な量となります。




「歴史公文書」。公文書についているホチキスやクリップ
などの金物は錆びて資料を傷めるので綺麗に取り外す。
この作業にものすごい手間と時間がかかる・・・


長くなりましたので、今回はここまでにします。
次回こそ、本題「書庫の話」に入りたいと思います。

(次回に続く)

書庫の話


 こんにちは。
 アールです。

 今回のお題は、貴重な歴史資料の保管についてです。

 日々、郷土長岡の歴史を調査するべく、多くの方が文書資料室を訪れます。
 なので、お客様が閲覧する長岡の歴史資料は、文書資料室の大事な商売道具です。
 現在、文書資料室にはざっくり22万点の資料があります。22万点、膨大な量です。

 異動してまもない頃、上司から文書資料室の概要について説明を受けました。

 上 司「文書資料室には古文書などの資料が約22万点あるんだけど、それっ」

 アール「ちょ、ちょっと待ってください。22万点ってさらっといってますが、
    膨大な量の資料がどこにあるんですか!」


 互尊文庫の一部をお借りして入居している文書資料室。
 2階、3階にそれぞれ書庫スペースがありますが、とてもとても22万点が納まりきれるスペースがあるとは思えません。

 
  2階書庫 箱の中には整理された古文書          3階書庫 新潟県内に関する記事を切り取り
       などの貴重な資料を保管            新聞社毎に冊子にまとめて保管

 上 司「当然、互尊文庫だけで納まる量じゃないよね・・・」

 納まりきらない資料はどこにあるのか?
 長くなりましたので、今回はここまでにします。

 (次回に続く)



「職員のつぶやき」はじめました。


はじめて投稿します。
アールです。

「職員のつぶやき」ページを立ち上げました。

ここでは、特にテーマを設けずに文書資料室の職員が日々感じていることを自由につぶやきます。
更新も不定期、ルールも設けません。
このページがどのように成長(衰退?)していくのか。
みなさん、末永くよろしくお願いします。

私は昨年度4月から文書資料室で働き始めました。
今年で2年目になりますが、異動してきたばかりの頃は、
「あれ?」と思うことも多かったものです。

これから何回かに分けて、フレッシュだったあの頃感じた疑問、
「あれ?どうなってるの?」と思ったことをつぶやきます。

(次回に続く)