職員のつぶやき
文書資料室の使命「資料整理」
受け入れも常時行っているため、資料の整理が全く追いつかないのが現状です。
目録を作成して歴史資料を公開できる状態にする、この「資料整理」の作業は重要な業務の一つです。
その目録を見ると形態が全て冊子形だとわかります。書簡などの一紙もの(一枚の用紙、もしくは複数の用紙をつなげた紙に
書かれた文書)が全くありません。
目録に収録されていない一紙ものの古文書が大量にありました!時々、こういうことがあるのです。
後ほど整理しようと思って、そのまま放置されてしまった状態・・・
この一紙ものについては、ラベルが貼ってあるものも多数あり、ひょっとしたら、どこかに目録が存在するかもしれません。
膨大な文書群の中には、資料整理の道半ばで、自治体史編さんチームが解散し、
そのまま時が流れ・・・悲しいかな、自治体史編さんあるあるです!?
文書資料室所蔵資料目録のインターネット公開
比較的簡単にインターネット公開が可能ですが、15年以上前に作成された目録は
手書きのものも多くあります。
がかかります。
目録の中身を総点検した後に公開します。この点検に多大な時間を要しますね。
これが文書資料室所蔵資料目録です!
ため、今後もホームページへの目録公開を順次進めていきます。
長岡郷土史研究会
諸先輩方を前に、当初緊張していました私にも気さくに接してくださり、最近では、
勝手に打ち解けた気になっています!(完全に思い込みですね・・・)
会員の研究成果を発表しています。会の発足については、その創刊号(昭和35年9月発行)
の「発刊のことば」から昭和34年9月頃に発足したことがわかります。『長岡郷土史』も、58号まで発行されました。
機関誌を発行するなど、現在も血気盛んに活動しています。
長岡市史双書の編集現場
を毎年1冊のペースで発行しています。今年度ももちろん発行いたします!
今日は総出で書庫の大掃除
古文書などの歴史資料をしっかり保存して後世に伝えていくために、限られた予算の中ではありますが、
今後も職員ができる保存作業を丁寧に行っていきます。
繁忙期を乗り切りました!
- 資料整理ボランティアの定例活動(9月から12月、計8回開催)
- 古文書解読講座(10月から11月、計8回開催)
- 歴史資料所在確認調査(11月17日開催)
- 中央図書館『反町茂雄文庫展』の展示の一部を担当
- 長岡市史双書を読む会(12月、計2回開催)
定例活動1回を残すのみとなりました。
「反町茂雄文庫展」準備作業が大詰めを迎えています!
御無沙汰しています!
アールです。
10月に入り、新型コロナウイルスが落ち着いてきたのと合わせて、
文書資料室でも古文書解読講座を開催し、新潟県立文書館と協働で
歴史資料所在確認調査を行う等、精力的に活動を再開しております。
そして、中央図書館で開催される「反町茂雄文庫展」に文書資料室も関わり、
展示スペースのおよそ4分の1程度を担当します。
現在、キャプションづくり、展示レイアウトの検討、展示関連資料の作成・・・担当者が
集まり、それはそれは侃々諤々と意見を戦わせております。(仲良くやっていますよ♪)
開催日が迫る中、急ピッチで作業を進めており、まさに大詰めを迎えています。
はたしてどのような展示となるのか?皆さん、ぜひ、お越しくださいませ。
「生誕120年・没後30年 反町茂雄文庫展」の詳細についてはこちらをご覧ください。
反町茂雄文庫展チラシ(PDF)
また、開催期間中に文書資料室主催「長岡市史双書を読む会」を開催しますので
興味のあるかたは是非、お申込みください!
長岡市史双書を読む会 チラシ(PDF)
そのほか、関連イベントも盛りだくさん!ぜひ、チェックしてみてください。
反町茂雄文庫展 関連行事チラシ(PDF)
武運長久
こんにちは。
子馬です。
以前アールがつぶやいたとおり、文書資料室は22万点を超す資料を所蔵しています。
すべての資料には番号がついており、一部を除いては請求すれば閲覧できる仕組みになっています。
写真の絵葉書は
「R0306北魚沼郡小千谷町野澤家旧蔵絵葉書(「日本一大煙火」ほか)」
というやや長いタイトルを持つ資料群のうちの2点です。
R0306は資料群番号で、令和3年度の6番目の受贈という意味です。
左の絵葉書を、最近の新聞記事でご覧になった方もおられるでしょう。
この受贈のメインはこちらの絵葉書だったのですが
子馬の心は、右の絵葉書に吸い寄せられました。
昭和20年7月。兄の出征にあたり陸軍病院付属の学校で看護を学ぶ長女が、
実家に残る2人の妹に宛てたものです。
あどけない童女のイラストの背後に書かれたメッセージ。
文末の「武運長久」。
多くの人に手に取って見てほしい資料です。
文書資料室のお仕事 ~燻蒸作業~
こんにちは!
アールです。
今回も文書資料室のお仕事シリーズということで、
燻蒸作業についてお話しします。
古文書などの紙資料を餌とする害虫やカビにはいろいろな種類が
ありますが、文書資料室にとっても、これらは天敵です。
そこで、年に2度ほど、専門業者さんにお願いして、害虫やカビから
紙資料を守るため、燻蒸作業を行っています。
燻蒸作業の流れを簡単に説明します。
専用の空間(倉庫、シート状のもので覆った部屋など)の中に紙資料が入った箱を詰み込みます。
そして、そこに燻蒸薬剤を注入し一定期間置きます。そうすることで害虫やカビを駆除することができます。
ざっくりこのような感じの作業です。
限られたスペースに様々なサイズの箱を詰めて
いくのは、まるでパズルゲーム・・・
パズルゲーム無事完成!しっかり納まりました。
燻蒸作業の他に、文書資料室では害虫やカビから紙資料を守るため、様々な工夫を行って管理しています。
それはまた、次の機会にお話しします。
(つづく)
文書資料室のお仕事 ~「古文書解読講座」にまつわる裏話~
こんにちは!
アールです。
前回に引き続き、文書資料室のお仕事である古文書解読講座を紹介します。
今回は、この講座に関する私、アールの裏話をしたいと思います。
さて、古文書解読講座のテキストですが、毎年、年度当初に初級編、中級編
のものを合わせて1冊で作ってしまいます。
なので、中級編は秋頃の開催でも、テキストを印刷する都合上、年度当初に
早々にテーマと題材を決めてしまわないといけません。
毎年、講師陣はこれに頭を悩ませています。
不肖アールも中級編1回分講師をさせていただいておりますが、
生来の怠け者ゆえ、秋頃の講座のことを年度当初に考えろと言われても、
詰んでしまいます。しっかり、考えることができないので、直感で「今年は
これでいこう!」と決めてしまいがちです。
そして、いざ、講座の準備を始めると、解読困難なくずし字に出会ってしまったり、
文量が多すぎる・・・など、様々な課題にぶつかり、講座当日がめちゃめちゃ
不安になることもしばしば・・・
長岡市史でお勉強
そして、1年経つと忘れてしまい、またこの繰り返し・・・治らないですよね。
私の怠け癖。
今年も、そんな不安がありますが、そろそろ講座の準備を始めたいと思います。
(おしまい)