活動記録-2023年(令和5年)
令和5年度「長岡市史双書を読む会」第1回を開催しました
9月1日(金)、令和5年度「長岡市史双書を読む会」を開催しました。長岡市史双書最新刊No.40『三島億二郎日記(4)―北海道拓殖の記―』(再版)をテキストに、全2回の講座をとおして長岡の歴史を探ります。今年度は51名の皆様から参加の申し込みをいただきました。
第1回のテーマは「「三島億二郎日記」を読む―近代長岡の人びとの北海道移住―」です。講師は当館の田中洋史館長が担当しました。
初めに双書No.40の構成とともに北海道開拓事業をめぐる億二郎の行動を概観したあと、収録された各日記の見どころ部分を読み上げ、晩年のすがたに迫りました。億二郎は北海道への移住を進めるため、山古志地域や、現在当館が建つ長倉地区などで住民向けの説明会を開いたとのこと。億二郎の人柄にも触れた解説に、参加者は熱心に耳を傾けていました。

令和5年度「古文書のいろは」第3回を開催しました
8月9日(水)、「古文書のいろは」第3回を開催しました。今回のテーマは「三太郎のパスポート」、講師は長岡市歴史文書館の岡田佐輝子会計年度任用職員が担当しました。
「往来手形」とは今で言う「パスポート」のようなもの。旅の必需品です。テキストの文章を一行ずつスクリーンに映し、一文字ずつ指示棒で指しながら、ていねいに読み進めました。字典の使い方から、返読文字や異体字について等々、古文書の解読に必要な基本的な事がらを学びました。
今回で「古文書のいろは」は終了です。皆勤の方は32名でした。ご参加ありがとうございました。秋に開催予定の「古文書に見る長岡のすがた」にも、ぜひご参加ください。

往来手形はこれくらいの大きさ 一行ずつていねいに
往来手形はこれくらいの大きさ 一行ずつていねいに
令和5年度「古文書のいろは」第2回を開催しました
7月26日(水)、初心者向けの古文書解読講座「古文書のいろは」第2回を開催しました。今回のテーマは「次郎兵衛の旅支度~「越後三十三所順礼道しるべ」より~」、講師は中央図書館の小熊よしみさんが担当しました。
初めに講師から、現代の「納経帖」を見せていただきました(写真左)。「かさ(笠)・つゑ(杖)・てぬぐひ」などの旅の必需品を確認しながら、テキストを読み進めました。道中、足にマメができてしまった時には「唐辛子を焼いて飯粒でよく練ってつけるとよい」と書いてありました。かえって痛そうですね。

資料整理ボランティアのメンバー会議を開催しました。
7月13日(木)、移転後初めての活動を講座室で行いました。内容はメンバー会議です。12名が参加し、昨年実施したメンバーへのアンケート結果を参考にしながら、日程・内容などの話し合いをしました。また、併せて施設内の見学も行いました。
話し合いの結果は改めて確認・整理し、決定事項を次号のボランティア通信(8月発行)でお知らせいたします。ご協力ありがとうございました!今後もメンバーのみなさんの知恵をお借りしながら、作業を進めていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
9月からは定例活動が始まります。またみなさんと「楽しく学ぶ」を続けられるとうれしいです。お待ちしております!
長岡市資料整理ボランティアは随時メンバーを募集しています。見学も可能です。
歴史文書館まで、お気軽にお問い合わせください。
長岡市資料整理ボランティアは随時メンバーを募集しています。見学も可能です。
歴史文書館まで、お気軽にお問い合わせください。
令和5年度「古文書のいろは」第1回を開催しました
7月12日(水)、初心者向けの古文書解読講座「古文書のいろは」を開催しました。歴史文書館に移転・開館して初めての講座です。初回のテーマは「古文書の愉しみ~くずし字と絵図を読む~」、講師は歴史文書館の田中洋史館長が担当しました。
明治時代の教科書『越後往来』や長倉村の絵図をテキストに、古文書の解読についての基礎的な事柄を学んだり、絵図のなかに「久保田」の地名を確認したりしました。この地名は、歴史文書館前の「久保田橋」の橋の名前として今も残っています。