活動記録-2013年(平成25年)

「健康への旅」講演会開催

希望が丘コミュニティセンター主催の講座「健康への旅」で、文書資料室職員が「藩士の記録・村の記録からみた北越戊辰戦争~大河ドラマ「八重の桜」の時代の長岡~」と題して講演しました。
会津若松市への研修旅行「会津へ行ってみよう!~五色沼と会津見学」の事前学習として企画された講座です。
長岡藩士・小川当知(善右衛門)が記した「北越戦争之概略」(文書資料室所蔵)(写真)や、本大島村・雨池村といった信濃川左岸の村々に伝わった幕末維新期の記録を読み解きながら、長岡の戊辰戦争を探りました。

 

資料整理ボランティアの活動を行いました

6月から開始した新聞資料・地方版の切り抜き作業も、今回で3回目の開催となりました。
慣れた手つきのメンバーの方も多く、おかげさまで作業は順調に進んでいます。
あいにくの天気でしたが、参加していただき、ありがとうございました!

 


第6回 古文書解読講座を開講しました

入門コースでは、長岡市立科学博物館の新田主査を講師に迎え、近代の「火事見舞帳」を読み解きました。
「火事見舞帳」の面白さとは、そこから見えてくる人間関係や著者の人柄を知ることです。発火の原因、見舞物の内訳などを読み進め、大正時代の人々の暮らしを垣間見ることができました。

 

山古志地域の歴史資料・整理作業を行いました

旧種苧原小学校に保管する山古志地域の歴史資料・整理作業を新潟歴史資料救済ネットワーク(事務局:新潟大学・矢田俊文研究室)と連携して行いました。
中越大震災後、市内への一時避難を経て、平成22年9月に山古志地域に返還された資料です。返還後、毎年、整理作業を行っています。

今年は、旧村役場文書の保存箱を棚に入れる作業などを行いました。午後からは、種苧原まつりの熊野神社奉納相撲を見学。域の歴史と文化にふれる機会になりました。

 

第5回古文書解読講座を開講しました

第5回古文書解読講座は、一般コースと入門コース合同で、中央公民館にて開講しました。今回のテーマは、「古文書のかたち」です。

新潟県立歴史博物館の前嶋敏先生を講師に迎え、中世の書状の切り方、折り方、封じ方などを学びました。

本来、他者との意思疎通を目的とするコミュニケーションツールだったという古文書。はさみを片手に、実際に紙を切ったり、折ったり・・・。

全8回の講座の中で唯一の、「くずし字を読まない古文書解読講座」となりました。

 

越路地区にて歴史資料の所在確認調査を行いました

歴史資料を後世に伝えていくための事業である歴史資料所在確認調査を、今年も新潟県立文書館と共催で実施しました。

本部を越路支所に置き、長岡市越路地域を対象に、2日間にわたっての調査です。

両日とも大変暑い日でしたが、所蔵者の方々にご協力をいただいいて、数多くの資料の保存状況を確認、記録することができました。ありがとうございました!

 

長岡花火に関する歴史資料を展示しています!

互尊文庫正面入口のディスプレーを、長岡花火に関する展示物に模様替えしました!

また、文書資料室内には、北地域図書館所蔵「長岡花火に関する戦前の歴史資料」の実物も8月30日まで展示しております。互尊文庫にお越しの際は是非お立ち寄りください。

 

7月最後の資料整理ボランティアの活動を行いました

「まちなかキャンパス長岡」にて、今月最後の長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。ぐずついた天候にも関わらず、7名の方が参加しました。

活動の内容は、昨年の北部体育館避難所に続き、長岡ロングライフセンター避難所事務文書の目録カード作成です。細かい作業なのですが、皆さん集中をとぎらすことなく、落ち着いて資料整理を行っていました。

 

長岡市史双書を読む会 第4回開催

アオーレ長岡4階大会議室にて、「長岡市史双書を読む会 第4回」を開催しました。

今回は、「公会堂から厚生会館へ ~歴史公文書の記録から~」という内容で、文書資料室の桜井嘱託員が講師を務めました。

前半は、公会堂の設計者である梛野透についての説明や、主に戦前の公会堂について講義を行いました。後半は、戦後の公会堂での活動や厚生会館への移り変わりを、実際の歴史公文書の記録をもとに読み進めました。

今年度の市史双書を読む会は、各回とも約50名の出席があり、盛況のうちに幕を閉じました。

 

東日本大震災避難所資料整理の会を開催しました!

「まちなかキャンパス長岡」を会場に、文書資料室が平成23年度に収集した市内に開設された東日本大震災避難所資料の整理を行いました。参加者は、新潟歴史資料救済ネットワークの皆さん約20名。

中越大震災以降、史料保存のための活動を続ける新潟大学の教官・学生、県内史料保存機関の職員で構成されるボランティア団体です。

今回は、長岡ロングライフセンター避難所(福祉避難所)の掲示物・事務文書等約600点の目録カードを作成しました。

災害の記録と記憶を後世に伝えるため、参加者と文書資料室職員が協働して作業に取り組みました。