活動記録-2024年(令和6年)

令和6年度 企画展が始まりました!

10月8日(火)
令和6年度企画展「長岡市災害復興文庫展2024 中越大震災20年と歴史文書館」が始まりました。

中越大震災の避難所資料や救出した古文書等を展示し、
長岡市立中央図書館文書資料室、そして歴史文書館の20年間の資料保全活動の歩みを振り返ります。
被害が大きかった地域ではゆっくり読む時間もなかったであろう発災翌日の新聞や
20年たった今だからこそ、その背景に思いが及ぶ文書類を展示しています。 
また、10月12日(土)には第5回れきぶん講演会が開催されます。
中越大震災後に立ち上げられた(公社)中越防災安全推進機構で中越メモリアル回廊の整備に取り組むなど、
地域の復興に尽力された筑波匡介(つくばただすけ)氏を講師に迎え
「復興とは何か~中越と福島の災害伝承の現場で考えたこと~」と題し次代につなぐ「歴史の記憶」について考えます。
貴重なお話を伺う絶好の機会です。ぜひ、皆様もご参加ください。

企画展は11月16日(土)までの開催です。
災害史ブックフェアも開催中ですのであわせてご利用ください!

 

 
      準備中…間に合うのか?            無事、開催

令和6年度「長岡市史双書を読む会」第2回を開催しました

10月4日(金)、令和6年度「長岡市史双書を読む会」を開催しました。第2回のテーマは「新型コロナウイルス感染症と史料保存-長岡市歴史文書館の試み-」、講師は長岡市立科学博物館総括副主幹の田中洋史さんです。

講師の田中さんは、このたびのテキストである長岡市史双書NO.62の作成を中心となってすすめてきました。「長岡市災害復興文庫」の開設と同様に、新型コロナウイルス感染症関係資料のアーカイブの構築・発信も、重要なことなのだと考えさせられました。参加者の皆さんは、市史双書作成時の苦労話・裏話などのエピソードにも、興味深く聞き入っていました。

  
今年度の「長岡市史双書を読む会」はこれで終了となります。ありがとうございました。

令和6年度「古文書に見る長岡のすがた」第2回を開催しました

9月25日(水)、経験者向けの古文書解読講座「古文書に見る長岡のすがた」第2回を開催しました。テーマは「長岡藩士橘家文書を読む(2)~三治、三平、八郎兵衛」、講師は歴史文書館の桜井奈穂子会計年度任用職員が担当しました。

このたびの講座で取り上げた部分は、令和2年度の講座「長岡藩士橘家文書を読む~橘三喜と牧野忠辰」の続きです。橘家初代の橘三喜、二代・真右衛門の後に続く三治、三平、八郎兵衛の三人について、いったいどんな人物だったのか、テキストを読み進めながら思いをめぐらしました。

 

 


 

長岡市資料整理ボランティアの定例活動を行いました!

9月24日(火)、講座室にて、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。

今回は2名の新加入メンバーの参加があり、合わせて15名で新聞資料整理と古文書整理を行いました。
新メンバーの方も周りの方に教えてもらいながら楽しく作業を進めていました。
先週は雨続きでしたが、本日はとてもいい天気で日差しが暑いくらいでしたね…
皆さんお疲れ様でした!

次の活動日は、10月10日(木)です。ご協力よろしくお願いいたします。
長岡市資料整理ボランティアは、随時メンバーを募集しています。歴史文書館まで、お気軽にお問い合わせください。 

  


令和6年度「長岡市史双書を読む会」第1回を開催しました

 

 

9月20日(金)、令和6年度「長岡市史双書を読む会」を開催しました。長岡市史双書NO.62『新型コロナウイルス感染症と史料保存 長岡市歴史文書館の試み』をテキストに、全2回の講座をとおして、ウイルス禍の経験から得られた教訓を未来へつなげていくことの意義を考えます。

第1回のテーマは「近現代新潟県の感染症に関する歴史研究から考える史料保存」、講師は、新潟大学人文学部教授の中村元(もと)さんです。中村さんからは、このたびの市史双書NO.62にも御寄稿いただいています。

ウイルス禍における私たちの経験を後世に伝えていくためには、公文書・民間の資料どちらも残していくことが大切であるとのお話でした。ウイルス禍の長岡市の記録を綴った市史双書NO.62は、重要な役割を果たしているといえるかもしれません。