活動記録-2016年(平成28年)

古文書にみる長岡のすがた(6)を開催しました

11月23日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。6回目となる今回のテーマは「信濃川国役普請」、講師は長岡郷土史研究会顧問の今井雄介さんです。50人の方々が参加されました。
テキストは、嘉永5年(1852
)に行われた信濃川の治水工事に関する古文書です。手作りの絵地図を用いた講師の説明を受けて、参加者一同、江戸時代の大土木工事に対応する村のすがたに思いをめぐらせました。
今年度の「古文書にみる長岡のすがた」は、今回が最終回です。全6回の皆勤者は20
人でした。来年度の古文書解読講座もご期待ください。


 

古文書にみる長岡のすがた(5)を開催しました

11月9日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。5回目となる今回のテーマは「中之島出身の政治家 大竹貫一」、講師は郷土史研究会会員の安達良平さんです。44名の方が参加されました。

万延元年(1860)に生まれた大竹貫一は、中之島村会議員・南蒲原郡会議員・新潟県会議員を歴任した後、衆議院議員を34年間つとめました。その間、大河津分水工事などの水利事業に尽力した人物です。講座では、日比谷焼打事件の後に書かれた明治39年(1906)の書簡を読みながら、大竹の人物像や業績についても学びました。中之島地域にある生家跡は「大竹邸記念館」として整備され、「新潟県景勝百選」に指定されています。

 


「第18回図書館総合展」にブースを初出展しました

文書資料室は、長岡市災害復興文庫に関する情報を全国発信するため、11月8日(火)~11日(木)、パシフィコ横浜で開催された「第18回図書館総合展」に初出展しました。

出展したブースでは、関連書籍の販売を行い、金剛(株)主催のフォーラムにて、田中室長がくまもと森都心プラザ図書館の河瀬館長と共に、震災資料の活用法や長岡市の取り組みについて報告しました。

3日間で約3万1千人の来場者が訪れ、会場は熱気に包まれていました。皆様、ありがとうございました!


 

ギャラリートークを行いました

10月23日(日)、長岡市災害復興文庫展2016「長岡と福島・南相馬~絆の記憶と記録~」のギャラリートークを開催しました。場所は、長岡市立中央図書館1階エントランスです。
講師は、元南相馬市避難者避難所班長の宍戸晃さんと南相馬市立中央図書館司書の高橋将人さんです。
宍戸さんには、長岡市の中学生から贈られた千羽鶴など、展示されている資料にまつわるエピソードや、長岡市での避難所生活の思い出をお話ししていただきました。
高橋さんからは、東日本大震災から5年が経った南相馬市立中央図書館の活動の様子などを聞くことができました。
次回は、11月12日(土)14時からギャラリートークを行います。講師は、田中文書資料室長です。皆さま、是非ご参加ください。

 

シンポジウムを開催しました

10月22日(土)、中越防災安全推進機構と共催で、シンポジウム「東日本大震災と熊本地震~中越大震災12年目のメッセージ~」を開催しました。会場は、長岡震災アーカイブセンターきおくみらいです。
文書資料室は第1部、「中越から東日本へ~震災アーカイブと絆の記憶~」で、南相馬市立中央図書館と連携しての長岡市災害復興文庫を活用する取り組みを報告しました。講師は、南相馬市立中央図書館司書の高橋将人氏と田中文書資料室長です。
東日本大震災から5年が経ち、長岡市に開設された避難所資料(災害復興文庫)が長岡市での整理を経て、南相馬市立図書館で展示されるまでの過程や結果を知ることができたほか、震災後の図書館の役割について意見交換できました。また、長岡市資料整理ボランティアメンバーの大平晃さんに、南相馬市立図書館での展示に使う資料を、選んだ時の感想を話していただく一コマもありました。
約40名の方にご参加いただきました。皆さま、ありがとうございました。