2016年11月の記事一覧

歴史資料保存講座を開催しました

11月30日(水)中央公民館において、表具師の後藤光晴さんを講師に迎え、「歴史資料保存講座~大切な史料を未来に伝えるために~」を開催しました。
4回目となる本講座では、文書資料室所蔵の刈羽郡桐沢村青柳家文書の中の絵図「戊辰戦争 官軍 長岡戦へ」を題材に、修理や表装の過程について、画像をまじえながら詳しいお話をうかがいました。絵図は「巻子(かんす)仕立」に表装され、見ごたえのあるものに仕上がっていました。

掛軸などの歴史資料が、しまいっぱなしになってはいませんか。お正月はよい機会です。箱から出し、家族で眺めてみるのもよいのではないでしょうか。


 

古文書にみる長岡のすがた(6)を開催しました

11月23日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。6回目となる今回のテーマは「信濃川国役普請」、講師は長岡郷土史研究会顧問の今井雄介さんです。50人の方々が参加されました。
テキストは、嘉永5年(1852
)に行われた信濃川の治水工事に関する古文書です。手作りの絵地図を用いた講師の説明を受けて、参加者一同、江戸時代の大土木工事に対応する村のすがたに思いをめぐらせました。
今年度の「古文書にみる長岡のすがた」は、今回が最終回です。全6回の皆勤者は20
人でした。来年度の古文書解読講座もご期待ください。


 

古文書にみる長岡のすがた(5)を開催しました

11月9日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。5回目となる今回のテーマは「中之島出身の政治家 大竹貫一」、講師は郷土史研究会会員の安達良平さんです。44名の方が参加されました。

万延元年(1860)に生まれた大竹貫一は、中之島村会議員・南蒲原郡会議員・新潟県会議員を歴任した後、衆議院議員を34年間つとめました。その間、大河津分水工事などの水利事業に尽力した人物です。講座では、日比谷焼打事件の後に書かれた明治39年(1906)の書簡を読みながら、大竹の人物像や業績についても学びました。中之島地域にある生家跡は「大竹邸記念館」として整備され、「新潟県景勝百選」に指定されています。

 


「第18回図書館総合展」にブースを初出展しました

文書資料室は、長岡市災害復興文庫に関する情報を全国発信するため、11月8日(火)~11日(木)、パシフィコ横浜で開催された「第18回図書館総合展」に初出展しました。

出展したブースでは、関連書籍の販売を行い、金剛(株)主催のフォーラムにて、田中室長がくまもと森都心プラザ図書館の河瀬館長と共に、震災資料の活用法や長岡市の取り組みについて報告しました。

3日間で約3万1千人の来場者が訪れ、会場は熱気に包まれていました。皆様、ありがとうございました!