活動記録-2016年(平成28年)

国立国会図書館「ひなぎく」に中越地震関連の写真5点を掲載

中越大震災から12年目を迎えました。

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」のトップページに、長岡市災害復興文庫の新潟県中越地震関連の写真5点が掲載されました。市内の小中学校で撮影された被害状況写真などです。

http://kn.ndl.go.jp/static/2016/10/21?language=ja


「中越から東日本へ」シンポジウム参加者募集のお知らせ

10月22日(土)、長岡震災アーカイブセンターきおくみらいにて、シンポジウム「東日本大震災と熊本地震~中越大震災12年目のメッセージ~」を開催します。(詳しくは20161022シンポジウムチラシ.pdfをご覧ください)
文書資料室、もしくは長岡震災アーカイブセンターきおくみらいにて、申し込み受付中です。皆さま、ふるってご参加ください!

「災害復興文庫展2016」ギャラリートークに参加しました

10月13日(木)、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。今回の活動は、中央図書館エントランスで開催中の、「災害復興文庫展2016-中越大震災12年、東日本大震災5-長岡と福島・南相馬~絆の記憶と記録~」の展示を見学し、文書資料室の田中室長によるギャラリートークに参加しました。

展示物の中には、ボランティアメンバーがかつて整理した資料や展示のために選んだ資料が含まれています。それらの資料を通じて、東日本大震災以降、長岡市に避難していた福島県南相馬市の方々と長岡市民の間に生まれた絆を感じる一時となりました。皆さま、お疲れさまでした!


 



 

長岡市災害復興文庫展2016開催!

10月13日(木)から11月13日(日)まで、長岡市立中央図書館1階エントランスにて、「長岡市災害復興文庫展2016-中越大震災12年、東日本大震災5年-長岡と福島・南相馬~絆の記憶と記録~」を開催しています。

本展では、「長岡市災害復興文庫」(平成26年開設)から、長岡市に開設された東日本大震災避難所の掲示物・運営事務文書や南相馬市に帰宅した避難者が保管する千羽鶴などの震災資料を紹介し、未曽有の大災害の中で生まれた「絆」の記憶をたどります。

た、会期中、南相馬市からのゲストを招いてのギャラリートークを行う予定です。(詳しくは、災害復興文庫展2016チラシ.pdfをご覧ください。)

今年も是非、「長岡市災害復興文庫展」をご覧ください!


 

古文書にみる長岡のすがた(4)を開催しました

10月12日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。4回目となる今回のテーマは「江戸時代のお菓子をめぐって」、講師は長岡郷土史研究会会員の渡部浩二さんです。44名の方々が参加されました。

高級菓子の製造や高値販売を禁じた「御書附写し」(天保3年)や、飴の他領売り禁止の「覚」(嘉永4年)を読み解きました。これらの文書は、藩の倹約令を村方へ伝えたものの一つです。しかし人々はこれを守らず、菓子の種類は増し、高価な菓子も増えていきました。今に伝わる長岡の銘菓、大和屋の「越乃雪」や紅屋重正の「大手饅頭」も、江戸時代に登場したお菓子です。受講生の皆さんは、身近なお菓子の話題に興味深く聞き入っていました。


 

2回目の雲洞庵資料整理を行いました

10月1日(土)、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。場所は、新潟県立歴史博物館です。

前回に引き続き、新潟歴史資料救済ネットワークと合同で、平成23年の新潟・福島豪雨で水損した雲洞庵文書の整理を行いました。

天候に恵まれ、クリーニングチームは、屋外での作業を行うことができました。古文書チームは、寺院特有の言葉に苦戦しつつ、明治から昭和時代までの手紙や書類を整理しました。17名の参加者の皆さま、ご協力ありがとうございました。


 

「東日本大震災 福島県復興ライブラリー」を展示しています

11月29日(火)まで、長岡市立中央図書館の閲覧室(参考コーナー)で、福島県立図書館が所蔵する「東日本大震災 福島県復興ライブラリー」を出張展示しています。長岡市災害復興文庫展2016「長岡と福島・南相馬~絆の記憶と記録~」の関連企画です。展示のテーマは、10月は「忘れない。東日本大震災・福島第一原発事故」、11月は「震災・原発事故・・・被災の体験を伝える」です。福島県立図書館よりお借りした本ですので、貸出ができず館内閲覧となりますが、この機会にぜひ手に取ってご覧ください。これらの本を通して、震災の記憶を風化させてはならないこと、記録を残していくことの大切さを知っていただきたいと考えています。


 

長岡市資料整理ボランティアの活動をご紹介

互尊文庫正面入口のディスプレイを、長岡市資料整理ボランティアをテーマに模様替えしました。

活動内容を紹介したパネルや、文書資料室がメンバーに発行しているボランティア通信、9月に開催された十日町市古文書整理ボランティアとの大交流会の模様などを展示していますので、お立ち寄りの際には、是非ご覧ください。

長岡市資料整理ボランティアは、随時メンバーを募集しています。文書資料室までお気軽にお問い合わせください。

長岡市資料整理ボランティア募集ちらし.pdf

 

古文書にみる長岡のすがた(3)を開催しました

9月28日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。3回目となる今回のテーマは「探索日記『奥羽行』の後の長岡」、講師は文書資料室の岡田佐輝子専門研究員です。47名の方々が参加されました。
前回のテキスト、文化4年(1807)の東北地方探索日記『奥羽行』は、天明の飢きんや幕末に向かっていく各地域のすがたを藩士の目線で記したものでした。今回は、それ以降の長岡藩領の状況を市内の旧家に伝わる「御用留」(ごようどめ、藩からの通達等を村で書き写した控え帳)から探りました。地方(じかた)の古文書のくずし字と格闘しながらの90分間、受講生の皆さんそれぞれが江戸時代の村のすがたを垣間見る機会となりました。


雲洞庵資料整理を行いました

9月19日(月・祝)長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。場所は、新潟県立歴史博物館です。

今回の活動は、新潟歴史資料救済ネットワークと合同で、平成23年の新潟・福島豪雨で水損した雲洞庵文書の整理を行いました。合計31名の参加者は、資料のクリーニングチームと目録作成チームに分かれて作業を行いました。

米沢藩の家老から雲洞庵にあてた書状なども登場し、参加者一同盛り上がる一コマもありました。皆さん、お疲れさまでした!