古文書にみる長岡のすがた(4)を開催しました

10月12日(水)、古文書解読講座「古文書にみる長岡のすがた」を開催しました。4回目となる今回のテーマは「江戸時代のお菓子をめぐって」、講師は長岡郷土史研究会会員の渡部浩二さんです。44名の方々が参加されました。

高級菓子の製造や高値販売を禁じた「御書附写し」(天保3年)や、飴の他領売り禁止の「覚」(嘉永4年)を読み解きました。これらの文書は、藩の倹約令を村方へ伝えたものの一つです。しかし人々はこれを守らず、菓子の種類は増し、高価な菓子も増えていきました。今に伝わる長岡の銘菓、大和屋の「越乃雪」や紅屋重正の「大手饅頭」も、江戸時代に登場したお菓子です。受講生の皆さんは、身近なお菓子の話題に興味深く聞き入っていました。