2024年10月の記事一覧

令和6年度「古文書に見る長岡のすがた」第4回を開催しました

10月23日(水)、経験者向けの古文書解読講座「古文書に見る長岡のすがた」第4回を開催しました。テーマは「長岡藩銃卒の出陣日誌からみた長岡藩の戊辰戦争」、講師は県立歴史博物館の田邊幹専門研究員が担当しました。長岡藩の銃卒、小泉氏の戊辰戦争従軍日誌を読むシリーズ、今回で5回目となります。

九月九日は重陽の節句。陣中で新米餅を作って食べようとしたところ、いきなり出陣の指令が…!蒸し上がった餅を落ち着いて食べられなかった小泉の悔しさが記されています。

「古文書に見る長岡のすがた」はこれで終了となります。皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか。来年もぜひご参加ください。

 

 

長岡市資料整理ボランティアの定例活動を行いました!

10月22日(火)、講座室にて、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。

16名の方が参加してくださり、新聞資料整理と古文書整理を行いました。
この日は、阿賀野市立吉田東伍記念博物館友の会の方20名が、秋の研修旅行で来館されました。職員の説明を受けながら、助け合って古文書整理をしている様子や和気あいあいと新聞整理をしている様子を見学していかれました。
大勢の方が来られ、いつもとは違うなかでの活動でしたが、みなさん緊張した様子もなく作業を進めていました。さすがですね!!

次の活動日は、11月7日(木)です。ご協力よろしくお願いいたします。
長岡市資料整理ボランティアは、随時メンバーを募集しています。歴史文書館まで、お気軽にお問い合わせください。

 

「第5回れきぶん講演会」を開催しました

10月12日(土)、「第5回れきぶん講演会」を開催しました。

今回のテーマは「復興とは何か~中越と福島の災害伝承の現場で考えたこと~」、講師は福島県立博物館学芸員の筑波匡介(つくば・ただすけ)さんです。

中越メモリアル回廊整備や柏崎、福島での防災教育の取り組みなどをお話しいただきました。
中越大震災から20年の節目の年に、「災害からの復興とは何か」を考える機会となったのではないでしょうか。

  

 

長岡市資料整理ボランティアの定例活動を行いました!

10月10日(木)、講座室にて、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。

13名の方が参加してくださり、新聞資料整理と古文書整理を行いました。
この日は定例活動前の時間に、豊田小学校の児童が遠足の途中の小休止で立ち寄りました。
知らずに来館したボランティアメンバーはそのにぎやかさにびっくり!
「うちの子どもも小さい頃はこれくらい可愛かったんだけどねぇ」と
元気いっぱいの児童らに目を細めていました。

また、中越大震災から20年の日が近くなり、二つの新聞社から
長岡市災害復興文庫と長岡市資料整理ボランティアの取材を受けました。
いきいきと活動するメンバーの様子がどんな記事になるのか楽しみです。

次の活動日は、10月22日(火)です。ご協力よろしくお願いいたします。
長岡市資料整理ボランティアは、随時メンバーを募集しています。歴史文書館まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 


令和6年度「古文書に見る長岡のすがた」第3回を開催しました

10月9日(水)、経験者向けの古文書解読講座「古文書に見る長岡のすがた」第3回を開催しました。テーマは「足軽の心得~長岡藩足軽林家の家譜より」、講師は科学博物館の武藤真由学芸員が担当しました。

足軽について研究されている武藤さんによれば、長岡藩では、足軽のリーダーである小頭(こがしら)たちが、入札(いれふだ、投票のこと)によって「山廻り役」などの重要な職務を任せる人物を決めていたとのこと。他の藩にはない特徴だそうで、誠実な人柄や適性、品行などが判断材料になったようです。

  

令和6年度 企画展が始まりました!

10月8日(火)
令和6年度企画展「長岡市災害復興文庫展2024 中越大震災20年と歴史文書館」が始まりました。

中越大震災の避難所資料や救出した古文書等を展示し、
長岡市立中央図書館文書資料室、そして歴史文書館の20年間の資料保全活動の歩みを振り返ります。
被害が大きかった地域ではゆっくり読む時間もなかったであろう発災翌日の新聞や
20年たった今だからこそ、その背景に思いが及ぶ文書類を展示しています。 
また、10月12日(土)には第5回れきぶん講演会が開催されます。
中越大震災後に立ち上げられた(公社)中越防災安全推進機構で中越メモリアル回廊の整備に取り組むなど、
地域の復興に尽力された筑波匡介(つくばただすけ)氏を講師に迎え
「復興とは何か~中越と福島の災害伝承の現場で考えたこと~」と題し次代につなぐ「歴史の記憶」について考えます。
貴重なお話を伺う絶好の機会です。ぜひ、皆様もご参加ください。

企画展は11月16日(土)までの開催です。
災害史ブックフェアも開催中ですのであわせてご利用ください!

 

 
      準備中…間に合うのか?            無事、開催

令和6年度「長岡市史双書を読む会」第2回を開催しました

10月4日(金)、令和6年度「長岡市史双書を読む会」を開催しました。第2回のテーマは「新型コロナウイルス感染症と史料保存-長岡市歴史文書館の試み-」、講師は長岡市立科学博物館総括副主幹の田中洋史さんです。

講師の田中さんは、このたびのテキストである長岡市史双書NO.62の作成を中心となってすすめてきました。「長岡市災害復興文庫」の開設と同様に、新型コロナウイルス感染症関係資料のアーカイブの構築・発信も、重要なことなのだと考えさせられました。参加者の皆さんは、市史双書作成時の苦労話・裏話などのエピソードにも、興味深く聞き入っていました。

  
今年度の「長岡市史双書を読む会」はこれで終了となります。ありがとうございました。