2017年9月の記事一覧
雲洞庵文書整理に参加しました
ボランティアの皆さんは、資料ネットのメンバーと教えたり教わったりしながら、和気あいあいとした雰囲気の中で、江戸期の祭文や昭和期の書簡、契約書などを整理しました。
また、開催中の秋季企画展「川中島の戦い 上杉謙信と武田信玄」を見学することができました。皆さま、お疲れさまでした!
「古文書にみる長岡のすがた」第3回を開催しました
安政2年、魚沼郡内の村々が、年貢米を江戸に送るよう幕府から命じられました。年貢米は長岡や新潟などの中継地で積み替えられながら江戸へ運ばれるため、村々の庄屋は現地に赴いて、その作業を管理したそうです。テキストは、年貢米を預かった長岡の御米宿と長岡から新潟湊まで運搬する船業者が、長岡詰めの庄屋などに出した証文です。年貢米を運ぶ仕組みや特有の言葉などを学びながら、みなさん熱心に解読されていました。
「古文書にみる長岡のすがた」第2回を開催しました
9月13日(水)開催の古文書解読講座のテーマは「長岡藩士長澤家と馬」、講師は長岡郷土史研究会会員の桜井奈穂子さんです。享和3年(1803)の旅日記「陸奥の編笠」(長岡市史双書№54に収録)は、長岡藩士・長澤茂好らが藩命によって東北地方を旅した記録です。
長澤家は代々、藩の馬医をつとめた家柄で、本文では馬についての記述が散見されます。講座では、馬の種類や背丈・毛色、旋毛(つむじ)に関する記述に着目。馬を切り口として江戸時代を考える視点に導かれながら、参加者一同、長岡藩士の実像に思いをはせました。
【写真(右)は横浜の「馬の博物館」からやって来た在来馬(野間馬)ミカン:新潟競馬場夏のファミリーイベントにて】
合同でボランティア活動を行いました
9月10日(日)、新潟歴史資料救済ネットワーク(以下、資料ネット)と長岡市資料整理ボランティアが合同で活動を行いました。
資料ネットのメンバー28名・長岡市資料整理ボランティアのメンバー8名が参加し、山古志公民館種苧原分館(旧種苧原小学校)で史料保存箱の防虫剤の入れ替え作業をしたり、やまこし復興交流館おらたるで個人収集家から寄贈された中越大震災関連資料の目録を作成したりしました。多くの方がご参加くださり、資料整理がはかどりました。
作業後には木籠集落の水没家屋を見学して、メモリアルパークでの買い物も楽しみました。皆様、お疲れさまでした!
長岡市災害復興文庫をご紹介
長岡市災害復興文庫は、中越大震災以降、文書資料室が収集・保存してきた被災歴史資料・災害復興関連資料・歴史公文書からなる資料群で、現在約39,000点を公開しています。
展示では、各資料の概要や災害復興文庫を活用した刊行物などを紹介しています。ぜひご覧ください。