2016年7月の記事一覧
長岡市史双書を読む会(3)を開催しました
7月27日(水)、長岡市史双書を読む会を開催しました。最終回となる今回は、前回に引き続き、当室の桜井奈穂子専門研究員が講師となり、「奥羽行」の巻之四から巻之八までを読みました。青森の気候風土、現地で見聞きした蝦夷地や天明の飢饉当時の話のほか、日記からうかがえる長沢と植田の性格、青森探索の目的などの解説を聞きました。双書編集時の裏話や、刊行後に松島・塩竃・多賀城と「奥羽行」の足跡をたどった当室職員へのインタビューもあり、変化に富んだ回となりました。今年度の長岡市史双書を読む会は、84名の参加申し込みがありました。皆さま、東北の旅は楽しんでいただけたでしょうか。3年にわたり開催してきた旅日記のシリーズは、ひとまず今回で終了します。来年度からもよろしくお願いいたします。
塩竃神社(宮城県塩竃市)の石段
長岡市史双書を読む会(2)を開催しました
7月20日(水)、長岡市史双書を読む会を開催しました。講師は、当室の桜井奈穂子専門研究員です。
2回目となる今回は、「奥羽行」の巻之一から巻之三までを、注目ポイントを中心に読みました。柴田川(新発田川)や岩船神社の蟹、村上羽黒神社の祭礼、象潟地震と地震後の景観の変化といった旅先の話題から、彼らの旅の「用向き」とは?、旅の途中に登場する第三の同行者とは?という謎まで、さまざまな資料や映像を交えながら解説していただきました。
次回は、巻之四・青森から旅を再開します。皆さまのご参加をお待ちしています。
長岡市資料整理ボランティアの定例活動を行いました
7月14日(木)、長岡市資料整理ボランティアの活動を行いました。場所は、互尊文庫3階の学習室です。
午前中の新聞資料整理作業は施設工事の関係で中止となりましたが、午後は予定通り、古文書整理作業を行いました。初めて挑戦するメンバーを含め14名が参加し、昨年に引き続き、金子家文書の整理に取り組みました。
なお、8月の活動はお休みになります。メンバーの皆さま、ゆっくり静養して、9月4日(日)の十日町市古文書整理ボランティアとの大交流会に備えてください。ご協力ありがとうございました!
長岡市史双書を読む会(1)を開催しました
7月6日(水)、長岡市史双書を読む会(1)「江戸時代の旅と旅日記 「奥羽行」の由来と長岡藩士長沢家」を開催しました。会場は中央図書館講堂、当室の田中洋史室長が講師をつとめました。
テキストは、長岡市史双書最新刊No.55『江戸時代の旅と旅日記(3)東北への旅②』です。「奥羽行」は、長岡藩士の長沢茂好と植田勝応の東北地方探索日記です。
この日は長沢・植田両名の人物像や、旅の目的、行程、時代背景などを中心に学び、最後に「奥羽行」の「惣目録」部分を読み上げました。
参加された75名の皆さま、旅への期待は高まったでしょうか。次回から、いよいよ本文に入っていきます。
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