表具師の後藤光晴さんを講師に迎え、歴史資料保存講座を開催しました。講座は2部に分けて行い、第1部では「掛軸・屏風の構造とその扱い方」についての講義を、第2部では実際に掛軸のかけ方やしまい方、屏風の運び方や折りたたみ方などの実演を、参加者を交えて行いました。家に伝わる歴史資料をきちんと子々孫々に伝えていくことは、なかなか難しいことです。掛軸などならば、日頃から飾る時季を決め、その折々に子や孫に由来を語ったり、その保存状態を確認したりするとよいと講師の先生からアドバイスをいただきました。