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生誕120年・没後30年 反町茂雄文庫展
~伝説の古典籍商がふるさと長岡に贈った郷土資料~  


 このたび、長岡市立図書館の恩人である 反町茂雄氏の生誕120年・没後30年を記念し、市の宝「反町茂雄文庫」を一挙公開いたします。

 長岡の神田に生まれた反町茂雄(1901-1991)は、9歳で東京に転居。東京帝国大学を卒業後古書業界に入り、古書肆弘文荘を開業。店舗を持たず、目録で販売しました。たゆまぬ努力で勉学に励み、高い見識で国宝・重要文化財級の古典籍や古文書を発掘・評価し、国内外の研究者や図書館等に納めて文化向上に貢献した人物です。91年の生涯をその道一筋で貫き、古書業界の発展と後進の育成にも尽力しました。

 反町茂雄は市立図書館の蔵書充実に協力するため、昭和51年から貴重な郷土資料と多額の購入資金の寄附を重ね、それにより「反町茂雄文庫」が設立されました。総数は約5,800点を数え、内容は、戦国武将の書状等古文書をはじめ、戊辰戦争や長岡藩関連の歴史資料、また先人の文芸作品、郷土史等、幅広いジャンルに及んでいます。

 本展が、寄贈資料に込められた反町茂雄のふるさとへの思いをあらためて見直す機会になれば幸いです。

日時
令和3年12月4日(土)~12月19日(日) 午前9時30~午後5時 
※休館日:12月6日(月)、13日(月)


会場

中央図書館 2階美術センター

⇒詳しい施設情報はこちら


問合せ

中央図書館(℡0258-32-0658)まで
※「長岡市史双書を読む会」については、文書資料室(℡0258-36-7832)まで


関連イベント

①講演会「新潟県の至宝 越後文書宝翰集の世界」

新潟県所蔵の国指定重要文化財「越後文書宝翰集」は、かつて反町茂雄が発掘に関わった古文書群です。その概要や歴史的価値、主な古文書等についてお話しいただきます。

12月5日(日)午後2時~3時30分 
=2階 講堂 
=前嶋 敏 氏(新潟県立歴史博物館専門研究員)
80先着 
1111日(木)9:30から、中央図書館窓口または電話、申込みフォーム(WEB申込み)にて

長岡市史双書を読む会「古書肆弘文荘・反町茂雄と長岡

貴重な歴史資料を数多く見出した日本の古書業界の重鎮・反町茂雄と郷里長岡との関わりや業績を著書・書簡などの関係資料から探ります。

=第1回:12月7日(火)午後2時~3時30
  第2回:12月14日(火)
午後2時~3時30
テキストとして『古書肆弘文荘・反町茂雄と長岡 『反町茂雄文庫目録』第2集(補遺)(長岡市史双書 No.60)』(1,500円)を使用します。お持ちでない方は、初回に頒布代金1,500円をお釣りのないようにご持参ください。

=2階 講堂

80先着 ※どちらか1回のみの参加も可能です。 
1112日(金)から12月3日(金)まで、文書資料室窓口または電話、メール


③映画会「疎開した40万冊の図書」

戦時中、都立日比谷図書館が中心となった行った本の疎開事業。反町茂雄は民間の貴重図書買上に奔走しました。

1211日(土)午後2時~3時50分 
2階 講堂 
80先着

※申込み不要。直接、会場にお越しください。


④オンライン座談会「古書肆弘文荘 反町茂雄さんの想い出」
反町茂雄さんから薫陶を受けた東京の老舗古書店主の皆様から貴重なお話しを伺います。

1212日(日)午後2時~3時30分 
=2階 講堂 
=八木壮一 氏、八木乾二 氏(八木書店)、八鍬光晴 氏(浅草御蔵前書房)、八木正自 氏(安土堂書店)※オンライン参加のため来場されません。
80先着 
1111日(木)9:30から、中央図書館窓口または電話、申込みフォーム(WEB申込み)にて