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国書

<解説>

中央図書館所蔵の「国書」のほとんどは当館の前身である互尊文庫が収集したものである。

互尊文庫は、大正7(1918)年に野本恭八郎(互尊翁)の寄付により開館。

高頭仁兵衛など市民から多数の図書の寄贈を受け、昭和20(1945)年には約78,000冊の蔵書を有したが同年8月1日の長岡空襲によりほとんどの資料が灰塵に帰してしまった。

しかし、戦後、内藤伝吉から資金が提供され明治記念公園内に復興。

改築を経て、現在は長岡市立中央図書館の地域館として今も市民から親しまれている。

公開する国書はたくさんの人々からの寄贈によるものである。

蔵書印をみると「一一館野本蔵」や「大林館山口氏取蔵章」の印記をもつものがあり、野本家や日本互尊社、野本恭八郎の生家である山口家(小国町横沢の大庄屋)の旧蔵書であったことがわかる。

その他にも何種類かの蔵書印を確認でき、互尊文庫の復興がたくさんの市民の援助によりなされたことを物語っている。


<参考文献>

•今井元彦「互尊文庫と漢籍について」(「長岡市立中央圖書館(互尊文庫)目録-漢籍篇-」、『漢籍-整理と研究』5、漢籍研究会、1995年)
•『長岡市史』通史編 下巻(長岡市、1996年)
•稲川明雄『野本恭八郎-互尊独尊思想を唱えた』(『ふるさと長岡の人びと』、長岡市、1998年)

<凡例>

•請求記号に「コク」と表示される資料は、長岡市立中央図書館の所蔵国書である。
•書名は原則として本文巻首を採り、巻首によるべきもののない時は目次・題箋等を参照して、巻数を付し、表題とした。
•書誌的事項は、編著者名・成立年代・印記・旧蔵者名・法量・数量等を必要に応じて記した。
•文字は、原則として第2水準までを使用する。それ以上のものは■◆●等の記号で代用し、備考に(注)として字形を説明した。
•書名・書誌的事項の補足説明等は、(補)として備考に記した。