資料の中の戦争(2)

こんにちは。
子馬です。
後日譚です。

資料の整理をしながら、子馬はずっと
広島市大手町で仕事をしていた秀夫の両親が心配でした。
そこで
受託の手続きをするときに、所蔵者に尋ねてみたのです。

両親はその後、広島市を離れて無事でした。
安心した子馬は、何気なく尋ねました。
「秀夫さんはどうしました?」

秀夫はその後、出征し、
帰還することはありませんでした。