令和7年度「長岡市史双書を読む会」第1回を開催しました
7月12日(土)、令和7年度「長岡市史双書を読む会」(全2回)が開会しました。歴史資料集「長岡市史双書」の最新刊No.63『蔵王権現領安禅寺御用記(8)日並記・日記・諸掛合留・諸願書留(文化12年)』をテキストに、執筆を担当した5名が講師となって、当時の長岡のすがたを読み解きます。
第1回は、当館の広井館長より『蔵王権現と長岡の歴史』、長岡郷土史研究会会員の池田茂さんより『日並記の世界』というテーマでお話しいただきました。
広井館長は、蔵王権現領と長岡藩の関係について取り上げ、蔵王権現が中越の総鎮守として古くから人びとの信仰を集めていたことを、中世の記録までさかのぼり解説しました。池田茂さんは、蔵王役所の公用日誌「日並記」に関する基本事項を押さえたうえで、記載されている出来事について、別の年の「日並記」や御自身の解釈を交えながらわかりやすく説明してくださいました。