長岡市災害復興文庫

長岡市災害復興文庫とは

歴史文書館では、中越大震災発生直後から「歴史的資料の救済」と「震災関連資料の収集」を二本柱とした災害対応を行ってきました。前者は、損壊した土蔵・家屋から被災した古文書等の歴史資料を救出する取り組み、後者は、災害・復興に関する資料を収集する取り組みです。

この二本柱の取り組みの結果、収集・保存した「被災歴史資料」と「災害復興関連資料」を再編成し、平成26年10月21日、「長岡市災害復興文庫」を開設しました。将来的には、災害関係の歴史公文書を加え、三本柱にすることを目標としています。

閲覧方法は利用案内をご覧ください。

一部の文書・写真等は「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」(ひなぎく)でご覧になることができます。

長岡市災害復興文庫リーフレットはこちら(PDF:4.45MB)。

東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」との連携について

「長岡市災害復興文庫」は、国立国会図書館の東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」に対し、中越大震災関連の「災害復興関連資料」の目録情報の一部を提供しており、「ひなぎく」で検索することができます。

ひなぎく」に提供している目録情報に掲載されている文書等は、原則、インターネット公開しておりませんので、閲覧については、長岡市歴史文書館へお問い合わせください。

また、目録以外に「長岡市災害復興文庫」所蔵の文書・写真等の一部を「ひなぎく」へ提供しており、「ひなぎく」でご覧になることができます。

災害復興文庫の刊行物

タイトル 震災避難所の史料 新潟県中越地震・東日本大震災
編著者 矢田俊文・長岡市立中央図書館文書資料室 編
概要 長岡市内に開設された中越大震災・東日本大震災の避難所の掲示物や運営に関する事務文書などを図版と解説で紹介。災害対応の経験・教訓を発信する。
ページ数 全75ページ
価格(送料) 500円(310円)
タイトル 山古志の文書と民具
編著者 原直史・池田哲夫・長岡市立中央図書館文書資料室 編
概要 中越大震災後に救出された山古志地域の文書と民具を図版と解説入りで紹介。種苧原村の絵図、錦鯉・養蚕関係資料、坂牧善辰宛の夏目漱石書簡などを収録。
ページ数 全143ページ
価格(送料) 1,000円(360円)
タイトル リレー講演会「災害史に学ぶ」記録誌
編著者 長岡市立中央図書館文書資料室 編
概要 平成26年度の中越大震災10周年事業として、古代から東日本大震災までの災害をテーマに市内全地域で開催した講演会の記録誌。
ページ数 全307ページ
価格(送料) 1,000円(360円)
タイトル 新潟県中越地震・東日本大震災と災害史研究・史料保存 -長岡市災害復興文庫を中心に-
編著者 矢田俊文・長岡市立中央図書館文書資料室 編
概要 長岡市災害復興文庫(被災歴史資料、災害復興関連資料、歴史公文書)を中心に、災害史研究と史料保存の取り組みを図版、解説、特論で紹介。戊辰戦争・長岡空襲や長岡地震・新潟地震・中越地震・東日本大震災などに関する歴史資料を収録。
ページ数 全83ページ
価格(送料) 500円(310円)