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2022/09/12

起請文

| by 文書資料室
こんにちは。
子馬です。

先日、日曜の夜8時からのドラマを見ていたら
「起請文(きしょうもん)」というのが出てきました。
嘘や偽りのないことを神仏に誓います、と記した文書です。

市史04「片山家文書」の中にも起請文があります(通番69、写真左)
長岡藩の足軽にして絵師・片山翠谷(初代為右衛門)は、
結婚に際し「何があっても決して離縁はしない」と
妻のおなかに誓い、血判を押しました(写真右)。

ドラマでは、政権をめぐっていろいろあって
妻(比奈)は夫(義時)に起請文を返し、
みずから離縁を願い出て鎌倉を去りました。

為右衛門は
「(自分が先に死んでしまっても)此家にて跡美しく頼ミ入候」と、
後のことをおなかに託しています。

どうやら起請文というのは
渡す方ももらう方も覚悟が必要みたいですね。
子馬は、
「大変だな」と思いました。

  


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